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粘着テープの劣化 [修復]

10年前に作った実験用サンプルDSCN0164.JPG


最近テープの劣化について話をする機会があり、
以前に作ったサンプルを参考にしました。

数種類の粘着テープをコピー用紙と新聞紙に貼り付け、
何枚かは強制劣化し、何枚かはそのまま。
写真だと左側2枚が何もしていないもの、
残りの束が劣化させたものです。
10年前はこれを使ってテープ除去テストなどをしたのですが、
その後は何もせず、そのまま。

今になって何が使えるかわからないものです[exclamation]

これを見ていたらいろいろサンプルを作りたくなり
数種類の糊と粘着テープを使ったサンプルを作ってみました。DSCN0168.JPG
DSCN0171.JPG



果たしてこれが目に見えるほど劣化するのは何年後か…。
気長に待ちます[たらーっ(汗)]

こんなサンプルを作っていた時に、朝よく聞いているラジオ番組で
テープのり、フエキ糊、ヤマト糊の話をしていたのでテンションが
上がりました[exclamation×2]
思わずメールを書きたくなったくらいです(書いてないけど)

これを作っている時に知ったのですが、
以前KOKUYOから販売されていたPrittスティックのりが
PLUSから販売されることになったそうです。

成分等は変わらないようですが、ちょっとびっくり。
ちなみに主成分はジャガイモでんぷんのようです。

改めて調べるとなかなかおもしろいですね。

ヤマト糊は、タピオカでんぷん
フエキ糊はとうもろこしでんぷん

が使用されているそうです。
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金継ぎという仕事 [修復]

最近ご縁がありまして、
金継ぎをされている方と知り合いました。

金継ぎとは、
割れたり欠けたりした陶磁器を漆で接着し、
継ぎ目に金粉をまいて飾る日本独自の修理法のこと。

最近は漆ではなく合成接着剤を使う人もいるようですが
繕った器を使うためには、合成接着剤よりも漆の方が安全。
割れたら繕って大事に使うための昔ながらの技術。

同じ、物を直すという仕事をしている方々とお話するのは
楽しくもあり勉強にもなります。

IMG_20170323_202108_098.jpg


タグ:金継ぎ 繕工
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和紙の紹介 [修復]

和紙の種類は多くあるのですが、
仕事で使う和紙はなんとなく、決まっています。
ときどき、いつもとは異なる和紙を試してみることも
あるのですが、使い慣れたものが使いやすいと、結局
いつもと同じになっています。

中でも富山の和紙「悠久紙」は良く使っている一つです。
先日偶然、漉き手さんのお話を聞く機会があり、
今度の週末に和紙すき体験があるとお聞きしました。

雪の五箇山で伝統和紙「悠久紙」の手すき体験

その高い耐久性から「千年もつ」と言われることから
その名がついた五箇山和紙『悠久紙(ゆうきゅうし)』。
100%自家栽培した楮(こうぞ)の雪ざらしや、手すきの技術を
見学、体験することができます。
http://www.info-toyama.com/s/news/396/
(「とやま観光ナビ」より)

雪の中の和紙漉き、一度は体験したいのですが・・・。
職人さんには尊敬しかありません。
ご興味のある方、参加してみてください[ぴかぴか(新しい)]

悠久紙ホームページ
http://www1.tst.ne.jp/yukyushi/yukyushi/yukyushi.html


以前和紙の里見学に行った時にも悠久紙のことは書いていたかも!?と
思いブログを見返しましたが・・・、和紙の産地に行ったとしか書いて
いませんでした。
悠久紙は富山県五箇山の和紙。
五箇山といえば「合掌つくり」ということで、

五箇山合掌作り (2).JPG

秋の訪問時。今は雪[雪]に覆われているだろうなあ
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保存容器の作成 [修復]

先日本を納める箱を作ってほしいというご依頼がありました。
箱の形態や色などの指定はなく、「素敵な箱を[ぴかぴか(新しい)]」という
とても難しい課題となりました[ふらふら]

いろいろ項目を指定されるのは一見面倒なように見えますが、
実はそれほど大変ではなく(もちろん作業は大変です!!)、
材料がそろえば完成形に向かって進んでいくだけなのですが、
「素敵な箱」とか「おしゃれな箱」と言われると
自分の感覚とご依頼主の感覚の相違もありますので、
そこが異なると位置から全部やり直しになります。

さて今回そんな自分の美的センスを問われるご依頼にどうしようかと
考えつつ、スキバルテックスという革のように見える紙を使用して
作りたいという気持ちがでてきたので、そこから考え始めました

スキバルテックス
P1180115.JPG

納める本が日本の歴史本だったので、帙箱を作ることにきめ
とにかく作ってみました
帙箱はコハゼ、爪のようなもので留めるのですが、
そこはアレンジしました

P1200118.JPG

開くとこんな感じ

P1200116.JPG

外をシンプルに、あけると少し華やかに[かわいい]

気に入ってもらえるといいなあ、と思いつつ日々過ごしています・・・。
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見本帳は大事! [修復]

作業をしていて必要になるものは、いろいろあります。
材料でいえば、紙、糊、糸など
道具でいえば、刷毛、筆などなど。

道具も材料も使ってみないと分からないのですが、
欲しいもの全てを購入できるわけではないので、
お店に出向いて探します。
今は、ネットでも道具や材料などを購入できるので、
欲しいものが決まっている時や、おつきあいのあるお店などは
電話やメールで注文したりもします。

そんなときに役に立つのが見本帳。
紙や糸の見本があると分かりやすい[exclamation]

今作業中の仕事で絹糸が必要になり、しyぉうひんをさがしていた時に
見つけたのがこちらのお店
西陣の糸屋
http://www.kinu.net/

様々種類の絹糸を取り扱っています。
色絹糸を探しているので、どんな色があるのか
見本帳をとりよせました
sample2.jpg

探していた色も糸の太さもちょうどよいものがありました。
これで注文できます[exclamation]
よかった~[るんるん]
正直にいえば、それほど長くはいらないのですが、
販売する方にも都合があると思うので・・・。
仕事がたくさん来るように頑張ろう[exclamation×2]

以前は作品のマウンティングを頼まれた時にはこちらのサンプルが
役に立ちました[ぴかぴか(新しい)]

PB090026.JPG

作品の雰囲気や額との調和
写真だけでは判断できないことが多いので、
見本帳の存在はありがたい[ぴかぴか(新しい)]

とくに見本帳を作っていないお店もありますので、
そんな時は自分で見本帳を作ったりもします。
手作業のものは、ある程度の違いもありますが
あくまでも選択の目安として使うので問題ありません。
作業をする方の中には自分で必要な色の糸や紙を作る方々も
多くいらっしゃるのですが、私のように1人で作業をしていると
作る手間やお金を考えた時に購入した方がいいかなと考えています。

とにもかくにも
見本帳は大事だなあと実感中です[ぴかぴか(新しい)]
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羊皮紙作品を飾ってみました [修復]

以前アンティークマーケットで購入した楽譜を額装しました[exclamation×2]

この楽譜は羊皮紙(パーチメント)に書かれています。
羊皮紙は、紙ではなく皮です。
紙よりも湿度の影響を受けやすいため、
皮を常に引っ張った状態にしておきます。
引っ張る方法はいくつかありますが、
今回は和紙を周辺に貼りました。

もともとこの作品はこんな状態でした
P9190136.JPG

P9190137.JPG

くるくるです[たらーっ(汗)]

これをまっすぐに伸ばすことから始めました。
P9240178.JPG

伸びたら周辺に和紙を貼ります。
次に額装するために、窓マットを作ります。
両面に書かれていたので、どのようにマッティングするのか
迷いました。
結局、両側に窓をあけ、裏側も見えるようにしたのですが
壁にかけているので、額の裏側・・・それほど見ることはないかも・・・。

DSCN0214.JPG

仕上がり。表面。
マットに色があっても良かったかな?とも思いますが、
ひとまず落ち着きました[かわいい]

もう一枚あるのですが、それはどう保存するか考え中です[たらーっ(汗)]

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出張準備 [修復]

なかなかブログ更新できません。
忙しいというより、
毎日変わらない生活のため、という感じです。

さて、そんな毎日の中
ここ数週間、出張準備をしていました。
まだまだ十分な準備ができていないような気がしていますが
とにかく頑張ります

DSC_0001.JPG

タグ:和紙 刷毛
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一日製本教室(リンプ装) [修復]

「本を作ってみたい」
というリクエストがあり、来月一日製本教室を開きます。

今回は、とても特殊な依頼で
羊皮紙を使ってみたい[ぴかぴか(新しい)]
というアーティストさんたちからの依頼です。
初めは、羊皮紙に絵を描いてみたい、ということから
羊皮紙ってなに?
どこで買えるの?
などなど疑問が出てきたようです。
たまたま知人を介して紹介され、
以前羊皮紙を使って作った「リンプ装」の製本サンプルを
お見せしたところ、実際に作ってみよう!という話になりました。

perrgamena floscia.jpg

学生時代に作ったサンプル。
左側の本は、トスカーナ製本と習いました。
イタリアのトスカーナ州でよく作られ、公文書などを綴じるのに
使用していたと聞きました。
実際はトスカーナ州以外でも使われていると思います。

右側の本が、リンプ装。
リンプ・ヴェラム装ということもありますが、
これは表紙にヴェラムやパーチメントを使っているときの
名前です。
あえて、リンプ装と言っているのは、この表紙はパーチメントに
似せた紙を使っているからです。
パーチメントはお値段も高い[あせあせ(飛び散る汗)]ので、慣れていないときは
紙で練習という先生方のお心遣いでした[exclamation]

リンプ装で本を作るのは久しぶりなので、しばらく練習します[exclamation×2]
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第3回国際製本コンクール参加受付中 [修復]

3rd International Bookbinding Competition 2017

コンクール参加者募集中です。

http://www.designerbookbinders.org.uk/competitions/dbibc/2017/international_competition.html

以前のコンクールに出品したので、
案内はがきがきました。
製本デザインを考えることも、本を選ぶことも本当に難しかった…。
今回はどうしようかと検討中[たらーっ(汗)]
もうすぐ締切りです

KIMG0971.JPG

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第2回裏打ち講習会 [修復]

先週の土曜日、2回目の裏打ち講習会を行いました。
今回の参加者は6名。
教えるのにはちょうど良い人数でした[かわいい]

裏打ちをするために必要な材料や道具のお話をしてからの実践[exclamation]
慣れない作業ですが、みなさん頑張ってくれました。

もともと書道や墨絵を描く方々なので、和紙に興味をもってくれていました。
字や絵には個性があるので、いろんな作品を見させていただきました[わーい(嬉しい顔)]
私も楽しかったです。

基本的に私の作業は修復作業がベースにあります。

作品をできるだけ長く残すこと
すでに傷みがあるものは、これ以上傷まないように処置をすること
今後を考えて、いつでも取り除くことができる材料を使うこと

こういったことを考えて作業をしています。

しかし、作品を作る方が同じように考えているわけではありません。
一瞬の美、というのか、短期間例えば展覧会の間だけ美しさが保てれば良い
ということもあります。

参加してくださった方々と話をしていて、
そうか修復する人と物を作る人では考え方が異なるのだな、と
考えさせられました。

どちらが良いとか悪いとかではなく、立場によって違うのだなあと
改めて感じた一日でした。

さて、次の講習会のリクエストもいただきました。
次回は
「和装本を作ろう」
です。
これから日程を調整します[exclamation]


KIMG0969.JPG
使用した和紙と刷毛。
講習会は自分も勉強になるし、いろんな方と知り合えるので
とても楽しいのですが、
準備と片づけがちょっと面倒です[ふらふら]
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